きみと腕時計

陽に輝く海が気持ちみたいに揺らぎはじめた
砂の放つ熱が体全部に張りついてきた

いつもきみのそばにいるのは自然なことだった
いつかこんなふうになるとは想像しなかった

だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった

きみが腕に巻いた時計の縁がきらきら光る
ありふれた会話の隙間になぜかじりじりしてる

 

いつもきみのそばにいるのは自然なことだった
いつかこんなふうになるとは想像しなかった

だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった

だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった

 

いつもきみのそばにいるのは自然なことだった
いつかこんなふうになるとは想像しなかった

だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった

だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった

Sketches


こんなはず

陽に輝く海面が不意にきづいた気持ちみたいに揺らぎはじめた
砂のもつ温かみが歩きはじめた体全部に張りついてきた

いつもきみのそばにあの子がいるのはとっても自然なことだった
いつかきみと二人で話する日がくるとは想像しなかった

だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった

ここにあの子がいないと落ち着くための論法がもう崩壊してる
ここでこれから自分がどこに行こうとしているのかがわかりはじめた

腕に巻いた時計も椅子に下ろした鞄も見慣れたものだけど
いつものありふれた会話の隙間がどうしてじりじりするのかな

 

だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった


だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった


いつもきみのそばにあの子がいるのはとっても自然なことだった
いつかきみと二人で話する日がくるとは想像しなかった

だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった


だからそんなふうに見つめないで
こんなはずではなかった
ちょっと落ち着かせて かまわないで
こんなはずではなかった

こんなはずではなかった